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日本顎咬合学会の35周年記念誌に掲載されています

  • お知らせ

CFT右手です。

日本顎咬合学会の35周年の企画で、
“補綴物のトレーサビリティを考える”という内容の座談会に参加させていただきました。

トレーサビリティというと少し難しいように思いますが、スーパーで販売されているお野菜がどこで誰が作ったものか分かるようになったように、
歯科の補綴物も、どんな材料を使ってどんな技工士さんが製作したのか、患者さんも知ることができてもよいのではないかという考えです。

厚生労働省は、歯科医師の為のトレーサビリティに注目していますが、むしろ「誰が担当するか」を医療の受けて(患者さん)に見える形にすることこそ、補綴物に対する信頼と評価を高める第一歩と本学会は考えています。

日顎理事長で歯科医師の上田秀朗先生、
シークエンシャル咬合で有名な技工士の榊原功二先生、前川泰一先生らと共にこの場に呼んでいただいた事を大変光栄に思います。

私は技工所と院内ラボ、保険と自費技工の両方の職場で勤めてきた経験から、自分の考えをお話しさせていただきました。

本文冒頭に、”歯科技工士養成学校入学者が1000人を割り、、”とありますが、座談会が行われたのは昨年です。1年経った現在では、歯科技工士国家試験の合格者数が800人を下回ったということがニュースになるように、状況はより深刻になったと思います。

歯科従事者を始め、多くの方に歯科技工士という職業に関心を持っていただきたい。
全国の日本顎咬合学会の会員の方の元に届く冊子です。
よかったら皆さまご覧ください。